愛がなんだ

本日の読書：「愛がなんだ」　角田光代
片思いがエスカレートして仕事辞めちゃって、彼女の事を好きでもない男の子に尽くしちゃう女の子の話。私には仕事を辞めるなんてできません。でも、小説の最後に書かれている「彼のこと好きとか愛しているというよりは、よくわからない執着にとりつかれている」という一文がずーんと心に。私も片思い中で、相手にしてもらえているんだか、されていないんだかよくわからなくて、好きなんだけど、それは純粋に好きというよりも、執着のような気もするしと悩ましいところである。

以前は角田光代の本を読んでもピンと来なかったんだけれども、最近は、何を読んでもかなりヒットしている。「薄闇シルエット」はお気に入りで、数回繰り返して読んだ。年齢、その時の状況で、同じ作家さんでも感じ方が変わるもんですね。